S&P500と全世界株式(オルカン)どっちに投資すべき?結論と理由

「新NISAでつみたて投資を始めたいけど、商品はどれを選べばいい?」
「S&P500とオルカン(全世界株式)、どっちが儲かるの?」

投資信託選びで必ず議論になるのが、この「米国株(S&P500)か、全世界株(オルカン)か」という問題です。
SNSやYouTubeでも意見が割れており、初心者が最も頭を悩ませるポイントでしょう。

この記事では、両者の違い、過去の成績、そしてリスクの観点から「あなたにおすすめなのはどちらか」をズバリ結論づけます。

この記事でわかること
  • S&P500と全世界株式の中身の違い
  • 過去20年、リターンが高かったのはどっち?
  • 「米国一強」は今後も続くのか?
  • 【結論】迷ったらこっちを選べ!
目次

そもそも「S&P500」と「オルカン」とは?

まずは2つの投資信託の中身を理解しましょう。

S&P500(米国株式)

アメリカを代表する優良企業500社にまとめて投資するパック商品です。
Apple、Microsoft、Amazon、Googleなど、私たちが普段使っているサービスのほとんどがここに含まれます。

  • 特徴:世界経済の中心である「アメリカ」に集中投資する。
  • 代表商品:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

オルカン(全世界株式)

日本やアメリカを含む、世界中の先進国・新興国の企業(約3000社〜)に分散投資するパック商品です。
「オール・カントリー」を略して「オルカン」と呼ばれます。

  • 特徴:どの国が伸びても恩恵を受けられる「究極の分散投資」。
  • 代表商品:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

実は、オルカンの中身の約60%はアメリカ株です。「アメリカ100%」か「アメリカ60%+他40%」か、という比較になります。

過去の成績(リターン)はどっちが上?

過去30年のデータを見ると、成績は以下のようになっています。

過去のリターン比較
  • S&P500(米国株):年利 約9〜10%
  • オルカン(全世界):年利 約7〜8%

直近の過去データだけで見れば、「S&P500(米国株)」の圧勝です。
GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)などのIT企業が爆発的に成長したため、アメリカに集中投資していた人が最も利益を得ました。

「じゃあS&P500でいいじゃん」と思うかもしれませんが、ここには落とし穴があります。

「米国一強」は永遠に続くのか?

投資の世界に「絶対」はありません。歴史を振り返ると、アメリカ株が低迷していた時期もあります。

S&P500のリスク(集中投資の弱点)

もし今後、アメリカ経済が没落したり、ドルの価値が暴落したりした場合、S&P500は大きなダメージを受けます。
「アメリカと心中する覚悟」が必要です。

オルカンの強み(リバランス機能)

オルカンは、その時々の時価総額に合わせて、勝手に投資割合を調整(リバランス)してくれます。
もし将来アメリカが衰退し、インドや中国が台頭してきたら、自動的にインド株や中国株の比率を増やしてくれます。「どの国が覇権を握っても大丈夫」という安心感が最大のメリットです。

【決定版】あなたはどっちを選ぶべき?

性格や考え方によっておすすめは異なります。

S&P500がおすすめな人
  • 過去の実績(リターン)を重視したい
  • 今後もアメリカ経済が最強だと信じている
  • 多少のリスク(変動)があっても資産を最大化したい
オルカンがおすすめな人
  • どの国が伸びるか予想するのが面倒
  • リスクを抑えて安定運用したい
  • 「アメリカがダメになったらどうしよう」と不安になりたくない

まとめ:迷ったら「オルカン」が無難

S&P500と全世界株式(オルカン)を比較しました。

最後に、筆者の個人的な見解も含めた結論をお伝えします。
「迷って決められないなら、オルカン(全世界株式)を選んでください」

理由はシンプルで、「後悔する確率が低いから」です。
S&P500を選んでアメリカが暴落した時、「あぁ、全世界にしておけばよかった」と後悔するでしょう。しかし、全世界を選んでアメリカだけが伸びたとしても、「まあ、自分も60%はアメリカを持っていたし、平均点は取れてるからいいか」と納得しやすいのです。

ポイント
どちらを選んでも、90点か95点の違いのようなものです。大切なのは「どちらにするか」よりも「今すぐ始めて、長く続けること」です。

両者の違いがわかったら、早速証券会社の画面で商品を検索し、積立設定を行いましょう。
おすすめの銘柄は以下の通りです。

  • 米国株派:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 全世界派:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

手数料(信託報酬)が業界最安水準の「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」シリーズを選んでおけば間違いありません。

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この記事を書いた人

大学(経済学部)を卒業後、オンワード樫山にて9年勤務→大学以来の簿記を勉強し日商簿記2級を取得→地元の会計事務所で3年勤務→大阪の税理士法人へ転職し9年勤務。退職後、Webライターとして活動中。

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